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うりずんの時期。

 

こんにちは。

緑若々とやんばるの山々が輝く季節が訪れています。

梅雨入り前、緑豊かなこの爽やかな時期を沖縄の言葉で 「うりずん」 と表現します。

沖縄の樹木は年間を通して緑葉がついていますが、「うりずん」 の頃になると新芽が吹き、

新しい葉が出てきます。すると、山は一気に緑のグラデーションで染まり、生命力のみなぎる

生き生きとした季節になります。

和訳で表現すると近い言葉で 「若夏」 とされますが、その前の緑が萌える時期を 「うりずん」 と

表現しているようです。自然の微妙な移り変わりをこのように表現しているなんて面白いですよね。

暑い夏が来る前の短い時期ではありますが、草木が萌える気持ちの良い季節ですよ。

「うりずん」 の頃に沖縄に訪れる際は、自然の変化を楽しんでいただければと思います。

一緒に沖縄民謡の 「うりずんの詩」 の歌詞の一部を和訳と共にご紹介します。

 

「うりずんの詩 (うた)」

・うりずんのごとに 肝心持てば 浮世荒波も糸の上から

(さー、うりずんの風よやふぁやふぁとぅふきよ)

訳→うりずんのように気持ちを持てば 浮世の荒波も絹の上のようにおだやかだ

(さぁ、うりずんの風よ やわらかく 吹けよ)

・空とぶる鳥も 野山咲く花に たわむりて遊ぶ 心嬉りさ

訳→空を飛ぶ鳥も 野山咲く花に 戯れて遊ぶ 心嬉しいことよ