こんにちは。
今回は名護市の隣、大宜味村(おおぎみそん)の旧役場庁舎を紹介します。
現在の村役場の手前に在る『大宜味村旧役場庁舎』は、沖縄で一番古い鉄筋コンクリート建造物で
1925年(大正14年)に竣工したそうです。当時は木造が主流で、台風や白アリ被害に悩まされたらしく、
そのような時期に考えられ導入された画期的な建造物が旧役場所庁舎であったようです。
また、沖縄戦の戦火を逃れた数少ない建築物のひとつで、大正時代のコンクリート建築物としては、
沖縄で唯一現存する建物です。
現在、沖縄では鉄筋コンクリート住宅が主流となっていますが、旧大宜味村役場庁舎は、
その先駆けとなった建物で、1997年に県の有形文化財に指定されています。
建物の特徴は、台風による風圧軽減を目的とした八角形の平面形状ではないでしょうか。
また建物内にある急勾配の階段を上がると2階に小さな部屋があり、村長室として
使用されていた部屋も見ることができました。
現在は資料室や村史編纂室として使用されており、一般見学が可能です。
旧大宜味村役場庁舎
■ 所在地:大宜味村大兼久157
■ TEL:0980-44-3001(大宜味村役場)
■ 見学時間:9:00〜17:00
■ 見学料:無料
■ 駐車場:有り(無料)
■ 休館日:土・日・祝日
■ 当ホテルより車で約40分